思考が現実になる“創造の方程式”とは?【意図的な創造の方法論】


前回は「引き寄せの法則」について解説したが、宇宙の法則には以下の3つがある。

  • 引き寄せの法則
  • 意図的な創造の方法論(創造の法則)
  • 許容し可能にする術


今回は、特に「意図的な創造の方法論」と「許容し可能にする術」について詳しく解説する。なお、本記事の内容はエイブラハムの教えを基にしているが、翻訳のニュアンスや筆者の解釈も含まれることをご理解いただきたい。

目次

意図的な創造の方法論とは?

まず、この言葉の意味を整理しよう。「意図的な創造」とは、目的を持って現実を創り出すことを指す。つまり、「創造の法則」と同義である。

この法則は、私たちが何かを「望む」「望まない」と考えている間も常に働いている。例えば、望まない出来事が起きた場合、「こんなことは望んでいない!」と感じるかもしれない。しかし、それもまた自らが創造した現実なのだ。

その仕組みを簡単なステップで説明しよう。


意図せず現実を創り出すプロセス

STEP
気づかぬうちに思考を向ける(無意識のうちに望まないことに意識を向ける)
STEP
その思考に法則が働く(意識の焦点が強まる)
STEP
理解できない形で結果が現れる(望まない現実が具現化する)

このサイクルを断ち切り、意図的に望む現実を創造するにはどうすればよいのか?

その鍵となるのが、「創造の法則」である。


創造の法則の方程式


創造の法則 = 「思考を向けること」+「思考の実現を期待する」

現実化のプロセスは、まず思考することから始まる。何かを考えなければ、何も起こらない。そして、前向きな思考と期待を持つことで、望む現実を引き寄せるのだ。

つまり、意図的な創造とは、「望む現実に意識を向け、望まない現実には意識を向けない」ことに尽きる。

意図的な創造を実践する方法


創造の法則を効果的に活用するために、以下のステップを試してみよう。


意図的な創造のワークショップ

STEP
何を望むのかを明確にする(意識的に決定する)
STEP
望むものに意識を向ける(望まないものに意識を向けない)
STEP
理想の未来をビジュアル化する(具体的なイメージを持つ)


エイブラハムの教えにある「創造のワークショップ」は、1回10分ほどでできるシンプルな方法だ。興味があれば、ぜひ試してほしい。

引き寄せの法則
エイブラハムとの対話

著者:エスター・ヒックス / ジェリー・ヒックス

訳者:吉田 利子

単行本はこちら
(品切れの可能性あり)

Kindle版はこちら
(電子書籍)

想像力を活用する

望むものをビジュアル化するためには、「想像(イマジネーション)」の力が不可欠だ。

想像とは、既存の思考を組み合わせて新たな現実を生み出す作業であり、これこそが意図的な創造において重要なポイントである。

もし具体的なイメージが浮かばない場合は、周囲の環境を観察し、自分が魅力的だと感じる体験を収集してみるとよい。完璧なモデルは存在しない。「あなたが楽しいと思う要素を組み合わせて、自分なりの理想の現実を創造すること」が大切なのだ。

許容し可能にする術

宇宙の法則の最終段階が「許容し可能にする術」である。この法則を理解することで、「意図的に創造する」のか、それとも「惰性で創造する」のかが決まる。

エイブラハムの教えでは、この法則を次のように説明している。

わたしはわたしであり、ありのままの自分を楽しんでいる。あなたはあなたであり、違っていてもよい。』『わたしは自分の望むことに焦点を定め、不快なことには焦点を向けない。

引用元:引き寄せの法則 / エイブラハムとの対話


つまり、「他者の意見や外部環境に振り回されず、自分の望む現実だけに意識を向けること」が重要なのだ。

意図的な創造と惰性の創造の違い

  • 意図的な創造:自分が望む現実を選び、焦点を合わせる
  • 惰性の創造 :周囲の影響を受け、無意識に望まない現実を引き寄せる

例えば、ニュース番組を見たときの反応を考えてみよう。

戦争や犯罪のニュースを見て「なんてひどいことだ!」と怒りや不安を抱くと、その波動が自分に影響を与える。しかし、宇宙の法則を理解している人はこう考える。

戦争がしたいなら好きにすればよい。
しかし、わたしは幸せに生きることを選ぶ。

善悪の概念は宇宙には存在せず、どのような経験もそれ自体に価値がある。戦争も参加する自由があり、参加しない自由もある。「すべての現実は、それを受け入れた人が創り出している。」

この視点を持てるかどうかで、意図的な創造ができるか否かが決まるのだ。

テレビは現実創造を妨げる装置

テレビやメディアは、多くの場合、人々の不安や恐怖を煽るニュースを流し続ける。

もしあなたがそれらの情報に強く感情を揺さぶられれば、その波動があなた自身に取り込まれ、同じような現実を引き寄せることになる。

つまり、「望まない現実に焦点を合わせれば、それが現実化する」ということだ。

意図的な創造を実践したいなら、テレビの影響を最小限にすることが賢明である。

まとめ

今回は、「意図的な創造の方法論」と「許容し可能にする術」について解説した。ポイントを整理すると、以下のようになる。

意図的な創造の方法論(創造の法則)

  • 望むものを意識的に引き寄せ、望まないものは引き寄せないようにする法則
  • 「思考を向けること」+「思考の実現を期待する」ことで現実化する


許容し可能にする術

  • 他人の意見や外部の出来事に影響されず、自分の望む現実だけに焦点を当てる
  • 惰性で生きるのではなく、意図的に現実を創造する

この宇宙の法則を理解すれば、私たちが体験している「3D人生ゲーム」をより楽しくプレイできるようになるだろう。

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このブログを運営している人

ペンネーム「五次元からの声」とは、
現実のすき間から聞こえる、“本当の自分”からのメッセージ。その声に気づいたときから、わたしたちの現実は動き始める。

「この世界は仮想現実ではないか?」
ある時、常識では説明できない出来事を体験し、それをきっかけに現実の本質を探求し始めた。

このサイトでは、実践を通じて得た「現実創造の本質」をもとに、誰もが理想の現実を創り出せるよう、具体的な知識と実践法を提供。現実は偶然ではなく、自らの意識が形作るもの。その理解を深め、自由で充実した人生を歩むための指針を示していく。

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