
引き寄せの法則

引き寄せの法則とは?
目に見えない法則の存在について考えたことはあるだろうか?
地球には万有引力の法則が存在するように、宇宙にも普遍的な法則が存在している。その一つが「引き寄せの法則」だ。
この記事では、『エイブラハムとの対話』に書かれている「引き寄せの法則」について詳しく解説し、
効果的な実践方法を紹介する。
「引き寄せの法則」を知ったきっかけ
「引き寄せの法則」という言葉を初めて知ったのは、2009年。 リーマン・ショックの余波で世の中が不安に包まれる中、「ザ・シークレット」というDVDが話題になった。
実際に数回視聴したが、劇的に人生が好転することはなかった。 むしろ、その後も苦境が続き、「なぜこんな目に遭うのだろう?」と自問自答する日々だった。

ザ・シークレット DVD
内容:2008年にリリースされた自己啓発のドキュメンタリー映画。ニュージーランドのテレビ番組プロデューサーであり、作家でもあるロンダ・バーンが、自己啓発の専門家や成功者たちとのインタビューを通じて「引き寄せの法則」を紹介していく。
現在は廃盤となっている。
コロナ騒動をきっかけに「覚醒」
2019年、世界はコロナ騒動で混乱に陥った。 仕事が減り、プライベートの時間が増えたことで、再び「自分の人生とは何か?」を考えるようになった。
そんな時、2021年の夏に不慮の事故で全治2ヶ月の入院を経験。 この入院中に『エイブラハムとの対話』という本と出会い、「引き寄せの法則」を深く理解することになる。
宇宙の法則とは?
引き寄せの法則を本当に活用するためには、「宇宙の法則」と呼ばれる3つの原則を理解する必要がある。
- 引き寄せの法則 – 似たものを引き寄せる法則。
- 創造の法則 – 意図的に現実を創る方法。
- 許容し可能にする法則 – 望む現実を受け入れる姿勢を持つこと。
これらを理解し、意識的に応用すれば、自由で喜びに満ちた人生を創造できる。
著書『引き寄せの法則・エイブラハムとの対話』
本書『引き寄せの法則・エイブラハムとの対話』は、もともと英語で執筆され、日本語に翻訳されたものである。
翻訳の過程において、原文の表現やニュアンスが訳者によって異なる解釈を伴う可能性があるため、原書の意図が完全に反映されているとは限らない。
本ブログでは、管理人自身の理解や解釈も交えながら内容を紹介していることをご承知おきいただきたい。

引き寄せの法則
エイブラハムとの対話
著者:エスター・ヒックス / ジェリー・ヒックス
訳者:吉田 利子
単行本はこちら
(品切れの可能性あり)
Kindle版はこちら
(電子書籍)
引き寄せの法則の仕組み
引き寄せの法則とは、「それ自身に似たものを引き寄せる」という法則だ。 わたしたちの思考には常にこの法則が働いており、例外はない。
現実化のプロセス
似た波動が共鳴する
似た波動の人や出来事が引き寄せられる
思考が現実化する
つまり、過去を思い出しても、未来をイメージしても、「今」の思考が波動を生み出し、それが現実化する。
「引き寄せの作用点」を理解する
宇宙は、実際の現実とイメージの区別をしない。
つまり、
- 「お金がない」と思えば、「お金がない現実」を引き寄せる
- 「幸せになりたい」と思えば、「幸せを求め続ける自分」を引き寄せる
大切なのは、「今この瞬間、すでにそれを持っているかのように感じること」なのだ。
効果的な引き寄せの実践方法『3選』
1. 今、幸せを感じる
多くの人が「幸せになりたい」と願うが、その思考の裏には「今は幸せではない」という前提が隠されている。 この意識が「幸せを求め続ける自分」を引き寄せてしまうのだ。
本当に重要なのは、「すでに幸せである」と実感することだ。これは単なる楽観主義や現実逃避を促すものではない。
たとえ困難な状況にあったとしても、今この瞬間に感じられる小さな幸せに意識を向けることで、心の波動は変化し、それに共鳴する現実が引き寄せられていく。
幸せとは、外的な条件によって与えられるものではなく、自らの意識の持ち方によって創り出されるものである。この仕組みを理解し、日常の中にある喜びを見出すことが、望む未来を引き寄せる鍵となるのだ。
幸せを感じる瞬間リスト
- 朝の静かな散歩
- コーヒーを淹れる時間
- ペットと一緒に遊ぶ、寝る
- 好きな音楽を聴く
- 温泉に行く
- 新しい知識を学ぶ
2. 感情を意識する
あなたがどんな思考をしているかは、「感情」が教えてくれる。
- ポジティブな感情 → 望む現実と一致している
- ネガティブな感情 → 望む現実とズレている
つまり、ネガティブな感情は「軌道修正のサイン」なのだ。
3. 「どん底」は飛躍の前兆
もし今、絶望的な状況にあるのなら、それは人生が大きく変わる前兆であると認識してほしい。
どん底の状態には、これまでの価値観を根本から覆し、新たな可能性へと踏み出すための強大なエネルギーが秘められている。
なぜなら、
- 極限の状況は、新たな視点をもたらす。 (これまで見えていなかった道が開ける)
- 変化のエネルギーが最大限に蓄積される。 (どん底を経験することで、それを跳ね返す力が生まれる)
つまり、今がどん底なら、それは次なる飛躍の準備が整ったということ。あとは、そこから上昇していくだけなのだ。
ハイヤーセルフ(内なる自分)とのつながり
「引き寄せの法則」を深く理解するうえで欠かせないのが、「ハイヤーセルフ(内なる自分)」の存在である。
この概念は、人によって『魂』『本体』『真我』などさまざまな呼び方をされるが、本記事では一貫して「ハイヤーセルフ」という表現を用いることとする。
ハイヤーセルフとは何か?
ハイヤーセルフとは、あなたの本質的な存在であり、魂の最も高次な部分だ。
私たちの意識は、三次元の物質世界に限定されているように見えるが、実際には、さらに高い次元で広がっている。 その高次の視点を持つ存在がハイヤーセルフであり、あなたの人生の目的や魂の成長を深く理解している存在なのだ。
簡単に言えば、
- あなたの本当の姿
- すべてを俯瞰して見ている意識
- 常に最適な道を知っている存在
ハイヤーセルフは物理的な肉体を持っていないが、いつでもあなたと繋がっており、感情や直感を通じてメッセージを送っている。
ハイヤーセルフとの繋がりを強化する方法
ハイヤーセルフと強く繋がることで、引き寄せの法則をよりスムーズに活用することができる。
なぜなら、ハイヤーセルフの視点は常に最善の未来を見ており、私たちがそれに共鳴することで、理想の現実を引き寄せる力が強まるからだ。
ハイヤーセルフとの繋がりを強化するためには、以下のことを意識するとよい。
- 感情に敏感になる
- ハイヤーセルフは「感情」を通じてサインを送ってくる。
- ワクワクや喜びを感じることは、ハイヤーセルフが「その道でいいよ」と教えてくれている証拠。
- 逆に、不安や違和感があるときは、軌道修正が必要かもしれない。
- 瞑想を取り入れる
- 瞑想は、思考を静め、ハイヤーセルフと繋がるのに最適な方法。おそらくは、呼吸が関係しているはずだ。
- 静かな時間を作り、自分の内側に意識を向けることで、高次のメッセージを受け取りやすくなる。
- 直感を信じる
- ハイヤーセルフの導きは、直感として現れることが多い。
- 「なんとなくこっちがいい気がする」と感じたら、それに従ってみる。
- 直感を信じることで、流れに乗りやすくなる。
- 「今この瞬間」に意識を向ける
- 過去や未来ではなく、今を生きることで、ハイヤーセルフの導きを受け取りやすくなる。
- 不安や恐れにとらわれず、「今」を大切にすることが重要。
感情のサインを理解する
先ほど「感情を意識する」で記述したが、以下のようにも解釈できる
- 心地よい感情 → ハイヤーセルフと調和している
- 不快な感情 → ハイヤーセルフとズレている
つまり、あなたの感情は、今の思考や行動がハイヤーセルフの意図と一致しているかどうかを示す指標。
ポジティブな感情を味わい続けることで、ハイヤーセルフと調和し、理想の現実を引き寄せることができるのだ。
まとめ
「引き寄せの法則」は、宇宙の法則であり、常に働いている。
- 今の思考と感情が未来を創る。
- ポジティブな感情が望む現実を引き寄せる。
- どん底もチャンスと捉え、流れを変える。(波動を調整する)
- ハイヤーセルフのサイン(あなたの感情)を信じる。
あなたの人生は、あなたの思考と感情で創られる。 つまり、目の前にある現実は、これまでの自分の思考が形になったものなのだ。
望む未来を引き寄せたいなら、まずは「今」の自分の感情や思考を整えることが大切。 今この瞬間から理想の未来を意識し、前向きな感情を育てることで、少しずつ現実が変わり始める。
引き寄せの法則は、特別な才能が必要なものではない。 誰にでも、どんな状況でも活用できる普遍的な原則である。
次回は「意図的な創造の方法論」について詳しく解説する。
